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天の川銀河のなくなっていなかったうで

なくなって、また発見

23 December 2013

  天文学者たちは、私たちの銀河(天の川銀河)がどんなふうに見えるかしりません。なぜって私たちはその中にいて空をながめているのですから。でも彼らはこの銀河に含まれる星々を注意深く観察し、それらの星までの距離を測ることによって銀河の形を描き出すことができるのです。この作業によって天文学者は、天の川銀河がたくさんの巻いたような腕(うで)をもった渦巻き型だと考えてきました。しかし、その正確な腕の本数については何年もの間、議論の的(まと)でした。

  1950年代には、天文学者は電波望遠鏡を使って私たちの銀河系の地図を作りました。彼らは特に銀河系の中の星雲に焦点をあてて研究しました。そこは新しい星が生まれているところです。彼らの研究によって私たちの銀河には4本の太い腕があることが明らかになりました。一方、NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡は、天の川銀河にある赤外線(この光は目には見えないが太陽のような星々はこの光で輝いている)を放射している星を探しまわって、1億1000万個の星を観察したが天の川銀河の腕は2本しか発見できなかった、と2008年に発表しました。

  現在、12年間にわたる重い星の研究は、私たちの銀河は60年前に私たちが信じていたように、確かに4本の腕を持っていると結論づけました。それによってNASAのスピッツァー宇宙望遠鏡によってとらえられた2本腕の銀河のイメージによって引き起こされた論争に終止符が打たれたのです。

  「天の川銀河は私たちの宇宙の家です。その形を研究することにより、私たちはそのほかの銀河がどのようになっているかがわかります。たとえば、銀河の中のどこで、そしてなぜ星が生まれるのかがわかります。」とリーズ大学のメルビン・ホーア教授(Melvin Hoare, The University of Leeds)はいいます。彼は天の川銀河に3番目と4番目の腕があることを再発見した天文学者の一人です。

知っ得ダネ

  私たちの太陽系は天の川銀河の中心にはありません。どちらかと言えば端(はし)の方にあり、「オリオンの腕」という一本の腕の外側近くにあります。そのため太陽系が天の川銀河をたった一周するのにも、2億年もかかります!

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