女のひとが妊娠しているとき、お医者さんは赤ちゃんがどんなに育ったかを調べるため、女のひとのお腹に超音波をあてます。最近、天文学者も近くの星について、それに似た観察を行いました ― 偶然にも、星を囲んでいるガスの多い円盤を調べている時、赤ちゃん惑星が中で成長しているのを見つけて驚きました!
初めて、惑星が誕生しているところが見られました。この画像は、そばで見るとどんな風に見えるかなと想像して描かれた惑星です。
天文学者は、わたしたちの太陽系の外にある惑星を『系外(けいがい)惑星』と呼びます。系外惑星の探査は、現在天文学で最も刺激的な話題のひとつです。いまのところ850個くらい見つかりましたが、このように直接写真に撮ることはまだたいへん珍しいのです。これは、惑星が星より非常に薄暗くて、たいてい星の明りによってかき消されるからです。まるでぎらぎら光る太陽の前を通っている飛行機を見つけようとしているかのようです。
この若い星が、地球が太陽からの距離のおよそ6倍の軌道(きどう)を回っている1つの惑星を持っていることは、すでに知られています。およそ10倍離れて新しい惑星があります。そして、その惑星が非常に若いので、1000個分の地球をはめ込むことができる大きさの木星くらいの大きさだと、天文学者は予想していますが、確かに小さくはありませんね!
天文学者は、星が作られた後に巨大な惑星がガスや塵(ちり)を取り込んで成長すると考えています。新しい観測は、惑星が星のまわりの材料の円盤に深く横たわり、惑星と星が、直接まだ相互に影響しあっている場所がたくさんあります。
知っ得ダネ
知っ得ダネ:これまでに発見された最大の系外惑星は、非常に魅力的な名前『CD-35 2722』となりました。この巨大惑星は、地球より10,000倍以上も大きいのです!
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