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遠い宇宙の大きな輪

太陽系外に、土星のような形で巨大な輪をもつ惑星発見

2 February 2015, Takatsuki

  土星のまわりの輪って、はばが何十万キロメートルもあります。もしも地球が同じ大きさの輪をもっているとすると、月までとどいてしまうぐらい大きな輪です。しかし最近、太陽系の外に、土星の輪でもちっぽけに思えるくらい大きな輪をもった惑星がみつかりました。

   この太陽系外に発見された輪、その数は30本以上あって、遠くの、土星よりもずっと大きい、もしかしたら木星よりも大きな惑星のまわりをとりまいています。このような大きな輪をもった惑星が太陽系外に発見されたのは初めてです。

   発見された惑星とその輪は、土星よりも200倍も大きく、もしもその輪の小さなかけらを全部あつめて固めたら、だいたい地球と同じ大きさのボールができます。

   また、もしも土星にこの大きな輪をつけることができたなら、土星は夜空でかんたんに見つけることができます。おそらく昼間でも見えることになるでしょう。そしてその輪は満月よりも何倍も大きく空にうかぶことになります。

   それほど大きな輪ですが、この遠くの輪を観測しようとすると、地球上で一番強力な天体望遠鏡を使っても光が弱すぎます。しかし、この輪をもった惑星が中心の恒星の前を通過すると、巨大な輪がその恒星の光を微妙(びみょう)にさえぎり、どこにこの巨大な輪をもつ惑星が位置しているのかがわかります。そしてこの惑星と恒星のかさなり(食といいます)は、恒星の光をすっかりさえぎり、それが一日中つづきます。

知っ得ダネ

   科学者は、この系外惑星には月(衛星)もいくつかあるとみており、なかには火星より大きな月もあると考えています。

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